- 現 職
- 東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
インキュベーションパートナー
株式会社コメ兵ホールディングス 取締役
- 略 歴
- 法学部 → Eコマース → 起業/売却
- 留学先
- Kellogg School of Management, MBA McCormick School of Engineering and Applied Science, MSc in Design Innovation(MMM Program at Northwestern University)
初めまして。神山財団奨学第2期生の高岡淳二です。私はノースウェスタン大学でMBA (Kellogg School of Management)とMSc in Design Innovation (McCormick School of Engineering and Applied Science)のデュアル・ディグリープログラムを修了し、現在は事業化/投資家として日本のスタートアップに携わっています。ここでは、本財団がどのような場であるかを、自分自身の経験に基づいて簡単にご紹介したいと思います。
1)刺激し合えるネットワークの場
留学という、今まで過ごしてきた仕事の場とは異なる特殊な環境を共にする奨学生同士が集い、刺激し合える場を設けていただけることはそれだけで非常に価値のあることだと実感しています。ビジネスに限らず、公共政策や国際関係、テクノロジーなど多彩なバックグラウンドの方たちと夏、冬にそれぞれ一回ずつ、朝から晩まで缶詰になって、それぞれの志や問題意識を共有しあうことはあまり普段できるものではありません。普段滞在している場所とは異なる場所(2014年はパリでした)で同じ釜の飯を食いながら、楽しみ、学び合う、そんな体験が待っています。
2)諸先輩からの叱咤激励の場
神山理事長を始め、様々な分野でご活躍をされている諸先輩方から、真剣に自分の立ち位置についてフィードバックをいただけることも大変ありがたいことです。また、自分のやりたいことに対して迷いが生じた時、関連のある方を紹介したいただきたいときなどに直ぐに助け舟を出していただけていることなども、「育成」に重きを置かれている本財団ならではのことだと感じています。
3)成長の道しるべ
年に何回かプレゼンテーション、あるいは書面で自分の状況を共有する場がありますが、個人的にこれが自分の成長を振り返る良い場になっています。忙しい留学生活の中では、どうしても過去と将来とその時点、その時点での自分を、時間をかけて立体的に捉えることを自主的に行っていくことが難しく感じます。私はこの共有、報告の機会を留学期間を最大限実りあるものにするための道しるべとして活用しています。