1997年 中国生まれ。
女子美術大学大学院 日本画専攻 在籍。
日本画の繊細な素材表現に惹かれる。
現在は、岩絵具や水墨、絹本などの日本画の伝統素材を用いながら、
個人的な記憶や感情、日常に潜む揺らぎを主題とした作品を制作。
また、漢代の画像石や古代壁画の素朴かつ象徴的な表現にも関心を持ち、
それらを現代の日本画表現に融合させる試みを続けている。
「記憶の器」「自己愛」などをキーワードに、素材と空間の関係性を探る制作を行っている。
《受賞・入選》
2018年 中国西安美術学院「敬意梁家河」書道展2等賞
2019年 中国西安美術学院学部優秀学生奨学金2等賞
2020年 中国西安美術学院卒業創作優秀作品アカデミー賞3等賞
2024年 第9回 石本正日本画大賞展に入選
2024年 数寄和画廊公募展 「ギャラリーへ行こう2024」に入選
2024年 第59回 神奈川県美術展に入選
2024年 佐藤国際文化育英財団 第34期奨学生
《グループ展》
2021年 中国西安知也美術館の 「新鮮な空気」 展
2022年 中国西安山灰アートスペースの 「無堺新声」展
2024年 女子美術大学JOSHIBI SPACE 1900日本画院生1年生展
2024年 女子美術大学JOSHIBI PORTRAITS 展







日々の生活の中でどのように自己愛を理解し、受け入れるかを探求しています
未来の奨学生の方々へ
こんにちは。私は現在、自己愛のテーマを中心に作品を制作しているのリタンです。このたび、神山財団の奨学生として多大な支援を受けることができ、本当に感謝しています。奨学生になったことで、これまで以上に多くの機会と挑戦を得ることができました。 私の作品は、石材を用いたカラスの表現を通じて、自己愛のバランスをさまざまな環境で描写するシリーズと、石材に加えてインクを使用し、紙テープや段ボール、ガーゼなどを使って日常の行動における自己愛意識の影響を表現するシリーズに分かれています。これらの作品を通じて、私たちが日々の生活の中でどのように自己愛を理解し、受け入れるかを探求しています。 神山財団の奨学生になったことで、経済的な負担が軽減され、より多くの時間を創作活動に集中できるようになりました。また、さまざまなアートイベントやワークショップに参加する機会を得ることで、新しい視点やインスピレーションを得ることができました。これらの経験は、私の作品に深みを与えるとともに、より多くの人々に私のメッセージを届ける力になっています。
これから奨学金を応募しようと思っている皆さんへ。
挑戦することを恐れず、自分自身の信じる道を進んでください。神山財団は、あなたの夢を応援し、実現するための強力なサポートを提供してくれます。私たちのようなアーティストにとって、財団の支援は大きな励みとなり、創造の自由を与えてくれます。未来の奨学生として、あなたが新しい芸術の可能性を切り開いていくことを心から願っています。 共に創造の旅を楽しみましょう。 リ タン
作品展のご案内
nonuple~女子美術大学大学院2年生による展示~
- 会期:
- 2025年5月12日(月) 〜 2025年5月17日(土)